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シンポジウム

昨日に引き続き、東京で「第3回田んぼの生きもの調査シンポジウム」に
参加しました。
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はしべ

今年は「ふゆみずたんぼの歌」(田尻)に始まり、「コウノトリの歌」(豊岡)で終わる構成で、
基調に流れるものは前日の東大シンポジウムと似ていますが、
(1)農業と環境のつながり、(2)アジア稲作地域への広がり(ラムサール条約を意識した)、
というテーマが見えてきます。

安田喜憲氏の記念講演は、氏の環境考古学(花粉の化石から過去の土地の状態を再現し、
文明との関係を探る)の成果をもとに、大地に労働というエネルギーを投下し、
土地から収穫を得る稲作漁撈民族がいかに地球環境と景観を守ってきたか、
特に生きものの豊かな水田はメタンの放出も少なく
地球温暖化防止にも貢献するという提言がなされました。
話も大変分かりやすく説得力もあり面白く飽きさせないものでした。

昼食後は昨日は所要で急遽地元に戻られた中貝豊岡市長の講演「コウノトリと
共に生きる」から始まりました。昨日は課長、今日は市長で別々の視点から同じ豊岡の
取り組みが聞けるというぜいたくな2日間を過ごすことができました。

各地の取組等の報告もされました。
特に今回は7月に韓国で行われた調査交流会の韓国側主催者の
洪城(ホンソン)プルム生協の専務理事がいらっしゃり、調査の報告をしました。
調査を振り返り、韓国の人たちも、日本と同じように何か意義を感じているようでした。

また、山形の生産者団体の青年部からの調査の報告では、
若い農家の青年達が、栽培(特に抑草技術)に生かすことを目指して自ら調査を計画し、
田んぼの生きもの調査プロジェクトのインストラクター等を活用しながら調査を5回にわたり実施する中で
田んぼを見るまなざしにも変化が見られ、米づくりに対しても自信を持ちつつあることが語られ、
素晴らしい報告でした。

最後に豊岡市の取組みについて、「公開座談会」という形式で、鷲谷教授がコーディネイトし、
地元の農家、行政、JAと、関わってきた岩渕、稲葉先生がこれまでの歩みを語りました。
鷲谷先生は昨日はフロアからの活発な議論を引き出し、今日はパネラーから
コウノトリ放鳥に至る各主体の思いや苦労を引き出しと、
コーディネーターとしての才能を発揮されていました。

充実の2日間でした。来年はどんな報告がされるのでしょうか…