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2007年12月24日

ついにベールを脱ぐ!

ついに黒米が、そのベールを脱ぐときがきました。

はしべ

10月の稲刈り後に干してあった黒米(きたのむらさき)です。
071224用071004黒米.jpg

今年はいろいろな品種を植えていたので、よく葉っぱが紫色をしているのが黒米だと
思われていたようですが、黒米の葉っぱは緑色で、籾が若干紫色っぽいだけです
(逆に葉っぱが紫色の品種はもみは黒くない)。

脱穀して籾を保管していた黒米を、ついに籾すりします。
籾すり機から黒い物体が次々と。
071224黒米.jpg

中身はちゃんと黒いです。
籾が薄っぺらく粒も小さそうなので、ふるいにはかけませんでした。
それでも籾殻の出口の方から、全体の1/7くらいの貴重な黒米が脱走していました
こちらのお方に比べると、脱獄率は低いようですが)。

2007年12月20日

凍っちまった!

11月末に水を入れ代かきをした田んぼのその後について。
今朝の様子。
071220田んぼ01.jpg

はしべ

田んぼの水の縦の浸透はほとんどなく、なかなか乾かない田んぼですが、
秋の間にネズミが土手に穴を開けたり、せきの下から水が漏れたりしているようで
水入れの後、水は少しずつ抜けていました。
いや~な予感はしていたのですが。

今日は定期調査ということで、雪を掘ってみました。
すると、スコップを阻む分厚い氷(約5cm)の層が。
071220田んぼ02.jpg

必死に氷をこわしてみると、土も凍ってしまっています。
約6cmの地中まで地温が0℃を割っていました。
今までイトミミズ・ユスリカ幼虫の調査はA区(施用区)とD区(無施用区)5箇所ずつから
サンプルを取っていたのですが、今回は土の状態の良い1箇所ずつからかしか取れませんでした
(というか無理矢理取っても意味があるのか?)。

これでは、冬の間の有機物の分解もあまり期待できません。
冬期湛水、失敗か?
月形町の若槻さんの田んぼでは、雪の下で水は凍らずに約7cmの水位を保っていました。
敗因は、上の写真から分かるように、今年ほとんど積雪がないこと(この時期でまだ10cmない)。
それと水位を保てなかったことでしょうか。
北海道で冬期湛水が成功するには、水入れの後ドカッと雪が積もることが必要のようです。
石狩地方よりむしろ積雪の多い空知地方の方が適性が高いかもしれません。

大量の有機物が春になって「わき」の原因にならないことを祈るのみです。

2007年12月19日

北海道の正統「ふゆみずたんぼ」2

昨日若槻さんの田んぼから採取してきた土の、イトミミズを調べました。

いますね~
071219若槻イトミミズ.jpg

こんな冬でも、10aあたり4000万匹を超えるイトミミズがカウントされました。

昨年の12月は、10aあたり約2000万匹でした。今年の夏は10aあたり1億匹を超えました。
来年の夏はどうなっちゃうんでしょう…調査しがいのある田んぼです。

はしべ

2007年12月18日

北海道の正統「ふゆみずたんぼ」1

まとめ会から一夜明け、農家さんの田んぼの冬の調査に出かけました。
今月からは雪の下の田んぼの調査になります。

雪どけ水湛水を2年間実施、今年は11月に代かきを行った月形町の若槻さんの田んぼです。
071218若槻01.jpg

今年は昨年の同時期より少な目とはいえ、約60cmの積雪があります。
雪を掘ってみると、水は凍らずに田んぼに湛えられていました。
平均6~7cmの水深があります。
071218若槻02.jpg

昨年の調査結果から想像すると、水はこのまま凍らずに春を迎えることでしょう。
これは正真正銘、北海道の正統「ふゆみずたんぼ」と呼んでいいかも。

土のサンプルを採取している最中にも、水の中にヒルがちらほら見られました。
こんな田んぼにイトミミズはどれくらいいるのか?結果は明日…

はしべ

2007年12月17日

まとめ会

今年も調査をさせていただいた農家の皆さん、先生方、お世話になった皆さんと
一年間の調査データをもとに、今年の総括と来年の取組課題を検討するまとめ会を開催しました。
071217まとめ会01.jpg

はしべ

今年は、ふゆみずたんぼプロジェクトの活動に、さまざまな立場から
いろいろな組織の皆さんが関わってくださいました。
その皆さんから簡単に取組の経過について発表をしていただきました。
学生(研究)の立場から、環境教育の視点から、水産資源の増殖の観点から、など。
特に宮島沼では、ラムサール湿地である沼の浄化へのふゆみずたんぼの活用が
始動しそうで今後の動きが注目されます。

続いて、生きもの調査の結果、生育調査の結果、収量調査の結果などについて
弊社プロジェクトメンバーから報告をし、先生方からのコメントや質疑を行いました。

抑草の観点からは、今年は昨年に比べて全体的に進歩が見られたようです。しかし
春先の水温が高かったために2回目代かきまでに草がうまく発芽してくれたからかもしれません。
天候に関わらず来年も再現できるかがポイントとなるでしょう。

生きものでは、イトミミズのピークが昨年の8月から今年は7月に繰り上がったようです
(これも天候や作業、資材の違いなどがあり因果関係は一概には言えませんが)。
また最もイトミミズの多い農家では、1年でトロトロ層が10cmも作られていました。
6月までにある程度の数に増やしてこれれば、抑草に貢献する可能性はあります。
ただし抑草はイトミミズだけで行えるものではありませんし、
気象と作業のタイミングなども含め総合的に考える必要があるでしょう。

栽培面では、今年は初期生育で苦労された農家さんもおり、
できあがったお米の収量構成要素にもそれが現れています。
というところで、恒例の食べ比べを行いました。
今回は農家5軒のお米(竹田さんは毎月比較調査を行ってきたふゆみずたんぼと
減農薬の2枚の田んぼのお米)と私達のお米の合計7種類のお米です。
071217まとめ会02.jpg

昨年は明らかに味が劣った私達のお米も、「今年はどれか分からないな~」という
ありがたいお言葉をいただきました。
そして…驚くべき結果が(どう驚くべきだったのかは、こっそり聞いてください)!
その後、懇親会になだれ込みました。

一年間の調査の結果を、しかも6箇所の田んぼの結果を議論するには
半日では時間が足りないという感は否めませんが、来年に向けて一区切りできたでしょうか。