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2009年03月30日

種の準備2

種の準備その2。

ばか苗病などの稲に病気をもたらす菌を殺す消毒の作業を行います。
薬で消毒をする方法もありますが、
私たちは化学的に合成された薬品などを使用しないお米づくりを行っているので、
60℃のお湯に種もみを7分間つける「温湯消毒(おんとうしょうどく)」という方法で行います。

お湯とタイマーの準備ができました。
090330温湯消毒1.jpg

はしべ

「60℃7分」というのは、病原菌は殺せるけど、種もみが煮えてしまわない、
ちょうど良い温度なのだそうです。
種もみを入れるとお湯の温度が下がるので、お湯の量に対して
入れる種もみが多すぎないことが重要です。
また7分の間にもお湯の温度が下がるので、その分も考慮して
少し熱めのお湯を準備して種もみをつけます
(61℃くらいのお湯に入れると、終了時に59℃くらいになる)。

実施中。種もみを何回かに分けてやっています。
090330温湯消毒2.jpg

終わったらすぐ冷水につけて種もみを冷やしてあげます。
60℃のお湯に7分もつかっていたら、人間ならやけどしますからね。

私たちはまく種もみの量が全部合わせても数kgなのでこんな道具でやっていますが、
農家のためには専用の大きな(風呂桶のような)温湯消毒機もあります。
電気で加温、保温できる機械です。
温湯消毒の他には、別の微生物を使用して病原菌など悪い菌を食べさせてしまう方法などもあります。

さて温湯消毒が終わった種もみは、そのまま冷水につける「浸種(しんしゅ)」という段階に入ります。
これは水の中で種もみの中にある発芽を抑えている物質(アブシジン酸という)を洗い流すことで、
種もみに芽を出す準備をさせるのです。

私たちは寒さにも強い稲をつくるために、8℃くらいのかなり低めの水温の水に2週間ほどつけます。
このへんの工程は、最終的に種をまいて芽が出るのが確認できるまで、
毎年うまくいったのか不安を感じながら作業しています。
「芽が出ますように」と種もみに祈って水につけました。

さて田んぼの方ですが、かなり雪がとけました。
090330たんぼ.jpg

なんとなく湛水状態です。
昨年の今ごろは雪がほとんどなかったので、今年はちょっと遅めですね。
畦の状態がよければ、このまま水をためられるかもしれませんが、
一度乾いてしまうかもしれません。思案中です。

2009年03月25日

種の準備1

4年目の米づくり、いよいよ開始です。

はしべ

1年間丈夫に育ち、立派にお米を実らせてもらうために、
はじめは、今年まく良い種選びから。

私たちは「塩水選(えんすいせん)」という方法で
実の詰まった良い種もみを選んでいます。
これは塩水に種もみをつけて浮かんでしまう軽い種もみを取り除き、
沈んだ重い種もみだけを選ぶという方法です。
私たちは更に、一般的な塩水選より重めの比重の塩水を作ってやっています。
沈むのは相当なエリート種もみです。

希望の比重の塩水を作るのに一苦労。
できた塩水に種もみをつけます。
090325塩水選1.jpg

厳しい選別のため半分以上の種もみは浮かんでしまうのです。
特に青い未熟な種もみは、この行程で間違いなく浮かんで取り除かれてしまいます
(この写真は浮かんだ種もみをほとんど取り除いた後のものです)。

これが選ばれた種(ななつぼし)。
090325塩水選2.jpg

今日はここまでで、選ばれた種もみは、一旦乾かした後、来週次の作業に入ります。

昔は塩水の代わりに泥水を使って選別するなどの方法もあったようです。
また、今の農家は、風の力やふるいの網目の大きさなどで種もみを選別することも多いようです。

2009年03月23日

春近し2

今日のたんぼです。
090323たんぼ.jpg

10日前には見えなかった畦が見えてきました。
さらに春が近づいてきました。
今年はこのたんぼで新たな取組をすべく、現在準備中です。
何をするつもりかは、うまくいく見通しがついたらお知らせしたいと思います。

たんぼ周りの畦にはまだ出てきていませんが、
そばの湿地ではフキノトウが出てきています。
090323フキノトウ.jpg

はしべ

2009年03月17日

春近し

春が近づいております。
090317たんぼ.jpg

今年は雪どけが早そうだ、と農家の皆さんは春の準備に入られているようですが、
昨年までの写真と見比べるとそれほど早いようでもないようです。
2月の下旬にドカドカ降ったせいでしょうか。

真っ白な雪ですが、小さなごみのようなものが落ちていて、
そのまわりは少し雪が融けています。
この時期農家の皆さんは雪どけを早め、春先の畑の乾燥を早め、
早くトラクターが畑に入れるようにするために、融雪剤をまきます。
融雪剤としては、炭とか、そのまま肥料になる鶏糞をまいてしまう方もいますが、
色が付いているものをまいておくと、光を吸収して雪どけが早くなるようです。
私たちも使用済み割り箸をリサイクルして作った竹炭を畑にまくと、
雪どけが1週間くらい早くなった、という試験結果を持っています。

はしべ

雪の上をよく見ると、ごみだけでなく小さな生きものがいました。
090317トビムシ.jpg

トビムシのようです。
あちこちにいます。
写真を撮ろうとして近づくと、名前の通り飛び跳ねて逃げてしまい、
なかなかアップで撮れません。

こんな雪の上で何を食べているんでしょうか。

周囲では、スズメ、カラスのほかにヒヨドリ(でいいんですよね?)
090317ヒヨドリ.jpg

が鳴いています。

また、そばをカモ類が20羽ほど飛んでいるのが見えました。
ガンカモハクチョウ類がやってくると、北海道もいよいよ春だなあという感じですね。