ヨツボシトンボだよ!

3年目で初めて見つかりました。
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はしべ


暑すぎず寒すぎず、過ごしやすい午後のひととき、
「6月の生きもの調査」をご家族連れ約20名の皆さんと一緒に行いました。
前半は定期的に行っているコドラート調査。
同じ調査方法で有機肥料施用区、無施用区、池の3箇所の生きものの違いを調べる、という内容です。
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コドラート内ですくった泥を洗って見やすくしてから、中にどんな生きものがいるか調べます。
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有機肥料施用区からはユスリカ幼虫とカイミジンコくらいしか発見できませんでした。
今日はサンプルの取り方が下手だったかもしれません。
しかし更に驚くべきことに無施用区からはミジンコ1匹見つかりませんでした。
既に有機肥料施用区と無施用区では草丈で約9cm、茎数で倍以上の開きが出ているのですが、
稲だけでなく、ミジンコやユスリカ幼虫などの生きものにとっても
エサとなる有機物が少ないことが良く分かる結果となりました。
後半は自由に田んぼや周囲の生きものを探していただきました。
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また、捕まえた小さな生きものを実体顕微鏡で拡大してみました(写真はカイミジンコ)。
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最初の写真のヨツボシトンボは、常連のお父さんが捕まえてきたのですが、
初めて見るトンボだったので見せられたときはかなりびっくりしました。
絶滅危惧I類に指定されているベッコウトンボと同じ属のトンボですが、
ヨツボシトンボの方はより広く見られるようです。
これでこの3年間で田んぼと周辺で見つかったトンボは19種類になりました。
約45分間で、いろいろな生きものが見つかりました。
皆さんカエルやトンボに夢中だったようですが、それ以外にもいろいろ見つかりました。
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今年は5月の気温が低かったせいか、昨年の今頃なら当然見つかっていそうな生きものも
立ち上がりが遅いのか、捕まりませんでした(例えばミズカマキリとかミズスマシとか)。
確認された生きものをいくつか紹介しましょう。
アオイトトンボ。青くないけどアオイトトンボです。
成虫はイネ科、カヤツリグサ科などの植物の茎に卵を産み、春に卵がかえります。
今ごろから羽化が始まります。
今年田んぼであまり幼虫を見ないのは、卵が産み付けられているであろう昨年の稲わらを
田んぼに戻していないからかもしれません。
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エゾアカガエル。1.5~2cmくらいのとても小さな成体です。
このサイズの成体は今年の春の卵から成長したもののようで、
まだ少ししっぽが残っている個体も含めて結構見つかりました。
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トノサマバッタの幼虫。小さくてかわいいです。
昨年成虫が多くいたためか、今年はこのサイズの幼虫をよく見かけます。
8月下旬には昨年より成虫が多くなるのでしょうか?
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田んぼでも池でも水中で非常によく見られるのはヒメゲンゴロウの幼虫です。
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合計33種類の生きものを確認しました。
7月、8月には今回とは少し違った形で生きものイベントを行います。
ご案内は7月初旬に掲載予定です。

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