7月23日から9月11日まで開催した「トノサマガエルを捕まえろ!大作戦」ではたくさんのご参加ありがとうございました!!
捕まえたトノサマガエルは
成体(カエル)が2748匹
幼体(オタマジャクシ)が946匹
こんなにいたのか・・・・という数でスタッフも驚きです。
ところでなぜトノサマガエルを捕まえているの?かというと・・
そもそも北海道にはいない生きものだからなんです。
トノサマガエルは本来、本州・四国・九州に生息していて、おもに生きている昆虫類、クモ等を食べるカエルです。貪欲で、口に入る大きさであれば、小型のカエル、ヘビなども食べてしまいます。体長6~9センチメートルで雌は大形、後肢が長く跳躍力が強いのが特徴です。
北海道でも近年確認されていて、実験用やペットが逃げた事による人為的な要因と考えられています。田植えごろに、卵数約2000個ほどの球状の卵塊を産卵し、一度定着すると爆発的に数を増やします。北海道にもともといるアマガエルやエゾアカガエルは住処を奪われたり食べられてしまったりしているようです。
そこで、えこりん村では既存の生態系を乱す国内移入種と考え、トノサマガエルの駆除を行っています。
でも、もともとの生息地の本州などでは、中干のある通常の水田では変態前に水田の水がなくなることや、足に吸盤がなく近代化されたコンクリートの排水路を渡れず溺れてしまうカエルが多く、近年急激な減少が確認されているそうです。
他にも北海道ではいないはずの様々なカエルが道内各地でみつかっています。一度定着した生きものを0にするとこととても大変です。捕まえたカエルは家に持ち帰ったりせず、また外から連れてきた生きものを別の場所に離したりしないようにみんなで考えていきたいですね。