民間稲作研究所シンポジウム

ふゆみずたんぼを始めた2006年から3年間指導してもらっていた稲葉先生が主催するNPO法人民間稲作研究所のシンポジウムに行ってきました。会場は栃木県なので雪のない・・ひさしぶりに白くない世界です。

民間稲作研究所は主に有機栽培技術を研究・実践・普及している団体なのでシンポジウムの参加者はほとんどが農家さんです。発表も農家が実際の圃場での経験が主なので技術の確立していない有機栽培者にとっては貴重な情報交換の場の1つです。

基調講演は「マーシャル諸島の爪痕」                        1946年〰1958年まで合計67回という核実験が行われた島を含むマーシャル諸島に住む人々が今なを苦しんでいることをルポタージュした映像と取材者の講演が行われました。農業とは直接関係なく思われますが、3月11日の大震災のあとの放射能汚染や風評被害が現在進行形な北関東の農家の方々にとっては今真っ先に学ぶべきことの1つです。今回のシンポジウムは1年間かけて農家が直面した「放射能」とそれにかかわる問題を整理し、対策を検討していくことが主題でした。

難しい課題が多い中、農家が行える放射能除去活動が農作物の栽培を通して除染と汚染された場所でも安全な食べ物をつくる取り組みです。油植物(ひまわり・大豆・ナタネ)を汚染された畑や水田で栽培して放射能(セシウム)の除去を行う取り組みは1年間の試験的な栽培でかなり効果がでたとのこと。ちなみにしぼった油にはセシウムが移行しないので、油は食用にできます。

搾油所も完成し、活動は社団法人を立ち上げて広げていくそうです。http://inasaku.or.tv/kenkyujo/

放射能と並んで問題視されていたのが「ネオニコチノイド系農薬」。この農薬は現在の殺虫剤の主流ですがミツバチの大量死から問題提起がされるようになりました。この薬は散布することで作物に浸透し、その作物を食害する虫等を殺す薬です。持続期間が長いため、使用回数が少なく作業性がよいことから瞬く間に広がり、ホームセンターなどでもたくさん販売されています。ネオニコチノイドは通称で実際は多くの化学物質名があり、素人では判別が難しい農薬です。人間には悪影響がないといわれている薬ですが、現在では乳幼児の成長、特に脳へ悪影響を及ぼすことが懸念されています。この農薬の問題は化学的に証明されたものではありませんがこのような問題の証明には長い時間が必要であり、問題が証明されるまでに起きる被害は甚大です。

農業を行うには技術だけじゃなくて学んで考えなくてはいけないことがたくさんあるなとシンポジウムに参加して毎年思います。生産されたものをいただくのは私自身なので消費者も知識は必要です。

安全なお米を作りたい思いはいつでもいっぱいですが、どうしたら安全で美味しいお米になるのか・・・・・・いつでも答えを探しているのです。

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