月別アーカイブ: 7月 2007

思わぬ効用?

今日は再びミズアオイ摘みをしておりました。
昨年は池全体で2株程度しかなかったのですが、
今年はかなり蔓延していることが分かりました。
来年の田んぼへの影響を考えて、少し間引いていたのですが、
イトトンボが葉っぱの上で休んでいました(写真はオオイトトンボ♂)。
070731オオイトトンボ.jpg
よく見ると小さなハエの仲間も止まっています。
水面に浮かんでいる葉っぱは生きものたちの格好の休憩所のようです。
花にはハナバチがしきりに花粉を集めにやってきていました。
(写真は在来のエゾオオマルハナバチ)
070731エゾオオマル.jpg
花が生き残るための戦略ともいえますが、ミズアオイがあることで、
生きもの達にも思わぬ効用があるのかも、と思いながら葉を摘んでいました。
…かなり腰にきました。
はしべ

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食べちゃえ!

雑草を食べるのも食文化(?)。
ミズアオイ、試食しました。
のどかなミズアオイ摘み風景。
070727ミズアオイ採取.jpg
きれいに洗ったミズアオイの葉っぱと葉柄(もちろん無農薬)。
070727ミズアオイ試作前.jpg
こんな料理になりました。
(右上から時計回りに)おひたし、てんぷらと肉巻き、ごま和え、サラダです
(中央上は彩りにミズアオイの花です)。
070727ミズアオイ試作後.jpg
ミズアオイは味に癖がなく、葉柄の部分はシャキシャキ感があるので、おひたしには
合っていると思いました。炒め物にも合うかもしれません。
ごま和え、てんぷら、肉巻きも悪くないですが、それぞれごま、衣、肉の味が
勝ってしまうかな~という感じですね。
サラダには生の葉っぱを使っているので、やはり少し青臭い感じはします。
なおミズアオイには鉄分、カルシウム、ビタミンC、β-カロテンが
ほうれん草よりも多く含まれているようです(当社調べ)。
ミズアオイに悩まされている農家への朗報になるでしょうか?

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ミズアオイ再び

田んぼの隣の池でミズアオイが見ごろを迎えています。
070726ミズアオイ.jpg
昨年は8/19の記事にミズアオイが見られます。お盆前には花が咲いていなかったはずです。
昨年は2株だけ見つけましたが、今年は池の一部(昨年株があった周辺)に
群生しているとはいえ、かなりあちこちで花が咲いています。
070726ミズアオイ2.jpg
いまや、絶滅危惧II類(環境省レッドデータブック)だそうです。
北海道では、無農薬の田んぼでこのミズアオイが雑草としてよく見られます。
調査でお世話になっている農家の皆さんの田んぼでも見ることができます。
こんなにきれいな紫色の花が咲くのですが、雑草なのです。
なんだか売れそうですが…
昔はミズナギ(水葱)と呼ばれ、万葉集にも詠まれているそうです。
(本州で無農薬の田んぼによく見られる雑草のコナギは「小葱」つまり
ミズアオイよりも小型のナギという意味の名前だろうとのことです。
同じように紫色の花が咲きます。)
昔は食用にしたそうですが…
はしべ
(続きは稲の話…)

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スーパーふゆみずたんぼ

本社の入口横に、水槽があります。
これは北海道で昨年からふゆみずたんぼにチャレンジしている2人の農家、
当別町の竹田さんの田んぼの土をベースに、更にイトミミズがたいへん多い
月形町の若槻さんの田んぼの土を加えて作った土に、私たちが育てた苗を植えた水槽です。
070724本社水槽.jpg
昨年は同様の水槽を、私たちの田んぼの土で作ったのですが、
ほとんど分けつせず、281粒しか取れませんでした。
今年は稲の生育も良く、1株の茎数が25本程度あります。
葉の色も非常に濃く、また葉も大きく、茎もしっかりしています。
このままいけば、ご飯1~2杯分くらいのお米が収穫できそうです。
同じ苗が植わっている恵庭の本田よりも良い生育です。土の違いを如実に表しているのでしょう。
また、水の色が常に濁り、ウキクサも発生していました。
水の色が赤く濁ったり、ウキクサが田んぼを覆うことにより、
日光が遮断され雑草も生えにくくなるため、ふゆみずたんぼ(又は有機栽培の田んぼ)の
理想的な姿と言われています。そんな理想の田んぼに近い水槽になったと思います。
私はひそかに「スーパーふゆみずたんぼ水槽」と呼んでいます。
本社にお越しの際は入口の田んぼにもご注目ください。
はしべ

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草との戦い

田んぼを見にいらした皆さん(特に農家)によく聞かれるのが、
「草対策はどのようにしていますか」という質問です。
無農薬でお米を作る場合には、田んぼの雑草を抑えられるかどうかで、
お米の収量に大きく差が出ます。
お米の収量に影響を与える最大の要素といっても過言ではありません。
この田んぼのあった場所はもともと田んぼではなかったので、
そもそも田んぼの雑草の種が土の中にあまりないらしく、
雑草はあまり生えていません。
そのため、いらした方はどうやって草を抑えているのか不思議に思われるようです。
答えは「特に何もしていません」です。
それでも、昨年に比べると草が増えてきました。
ヒエです。
070719ヒエ01.jpg
こういうものは見つけたら手で取るようにしています。
10aの田んぼで大して生えていないので、比較的容易に取ることができます。
中には育苗の段階で種が混ざっていたようで、稲株といっしょに生えているものがいます。
このヒエは穂が出てしまいました。
070719ヒエ02.jpg
ヒエは姿を非常によく稲に似せていながら、稲より早く穂を出して種を落とし、
生き残ろうと必死です。
来年は真面目に草対策が必要かもしれません。
はしべ

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えこりん村田んぼイベントのお知らせ

夏休み応援企画
たんぼの生きもの調査隊~みんなで作ろう、おもしろ図かん~
親子で夏休みにオリジナルの生きもの図鑑を作りませんか?
日時:
①7月28日(土) 10:00~12:00(9:30受付開始)
②7月28日(土) 14:00~16:00(13:30受付開始)
③7月29日(日) 10:00~12:00(9:30受付開始)
④7月29日(日) 14:00~16:00(13:30受付開始)
場所:  えこりん村内「ふゆみずたんぼ」
集合場所:えこりん村 銀河庭園駐車場内 特設テント
対象: 小学生を持つご家族(保護者の方と一緒にご参加ください)
内容: 田んぼと周囲で見つけた生きものを描いて作るオリジナル図鑑作り
*後日皆様で作成した図鑑をお送りします。
*えこりん村内店舗にて掲示させていただくことがあります
料金: お1人様500円(保険料、通信費として)
※参加のお子様には、田んぼの生きものポケット図鑑、田んぼの生きもの下敷、のいずれかをプレゼント
定員: 各回10組(定員に達し次第締切)

参加申込方法:

参加希望者は希望の回、参加者のお名前、年齢、性別、後日詳細案内 の送付を希望する連絡方法(電話、ファクス、メール等)と連絡先、およびできた図鑑を送付できる郵送先を合わせお申込ください。
申込先: (申込受付は終了しました)
申込締切:7月25日(水)

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7月えこりん村田んぼの生きもの調査

7月21日(土)定期生きもの調査
北海道でのふゆみずたんぼの解明、生きものの様子を記録する為の定期調査を公開します。見学、参加をご希望の方は下記申込み先までご連絡ください。
内容(予定):
①機器を使った水質等の状態の調査
②イトミミズ・ユスリカ幼虫の調査
③益虫調査(カエル調査・トンボ調査、クモ調査)
公開時間:13:00~16:00 
参加費:無料
参加申込み先:(終了しました)

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7月の技術勉強会のお知らせ

暑い時期を迎え、北海道では生きものの賑やかな季節になりました。第4回の勉強会では田んぼの生きもの調査を行います。調査の手法と結果の読み解き方を全国で田んぼの生きもの調査を行っているNPO法人田んぼの岩渕成紀先生にご指導いただき、北海道での生きものの盛衰と田んぼの科学的変動を昨年からのデータを参考に考えます。
なお、この勉強会はNPO法人当別エコロジカルコミュニティーの事業である「ふゆみずたんぼ塾」との共同開催となります。
開催案内(pdf)
日程:7月22日(日)
●第1部:フィールドの視察と生きもの調査
日程:7月22日(日)13:00~17:30
*10:00~11:45は若槻氏水田で予備調査を行っております。
ご興味のある方はご参加ください。
  
当日スケジュール
13:00~14:00  生きもの調査①
場所:若槻氏水田(樺戸郡月形町字知来乙3604-3)
14:00~14:30  移動
14:30~17:30  生きもの調査②
場所:ファームひなたんぼ 竹田広和氏水田(当別町蕨岱1700-4)
●第2部:「ふゆみずたんぼ」と生物多様性を生かした有機稲作技術勉強会
日時:7月22日(日) 18:00~20:30
場所:NPO法人当別エコロジカルコミュニティー
(旧川下小学校:当別町川下754-11 電話0133-22-4305)
参加費:1500円(軽食をご用意いたします)
テーマ:生きもの調査の結果を読み解く等
テキスト:田んぼの生きもの調査ガイド(1,000円、テキスト代別途。お持ちの方はご持参ください)。
講師:岩渕成紀氏(NPO法人田んぼ理事長)
主催:創地農業21、NPO法人当別エコロジカルコミュニティー
*当日のご連絡は橋部(携帯:090-1523-2644)までお願いいたします
ご参加を希望される方は下の必要事項を明記の上、7/18(水)までに
下記連絡先までお申込ください。
・氏名
・連絡先(住所、電話番号、メールアドレス)
・参加(生きもの調査①・生きもの調査②・第2部のみ・全て)
・テキスト(必要・不要)
創地農業21北海道ふゆみずたんぼプロジェクト事務局
株式会社アレフ 恵庭事務所内
担当:橋部、荒木
TEL: 0123-35-3074 FAX: 0123-39-3256
e-mail: h_araki@aleph-inc.co.jp

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花が咲きました

6月に止葉の出ていた農林11号の
花が咲きました。
8月の中ごろには収穫かもしれません。
あらきち
農林11号.jpg

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早すぎ?

今年は稲の生育が異常に早いです。
昨年の6月が寒く生育が遅かったため余計に異常に見えるのかもしれませんが。
いくつかの品種で稲の出穂が始まっています。
戦前の品種である農林11号は6月下旬には止葉が出てしまい
いまやほとんど出穂しています。
調べてみると成熟期が9月上旬という恐ろしく早生の品種なので
さもありなんという感じではあります。
また、北海道で最初に栽培に成功した寒さに強い赤毛も出穂が始まっています。
もち米(はくちょうもち)も穂が出てきました。
070712はくちょうもち出穂.jpg
そして、今日は大地の星にも穂を見つけてしまいました。
070712大地の星出穂.jpg
皆さんと田植えをしたメインのななつぼしおぼろづきは、まだ穂は確認されていませんが、
ななつぼしの方は止葉を打ち始めているので今月下旬には穂が出てくると思われます。
昨年寒くて収量が少なかった経験から、今年は防風ネットの設置など
とにかく水温を上げる策を取っていますが、
6月の高温も相まって水温が35℃ぐらいまで上がることもありました。
いわゆる不時出穂にならないかと心配しております。
こうした気候変動にも対応して毎年安定してお米を取るというのは大変なことだなと
(特に無農薬、無化学肥料での栽培では)感じております。それがプロの技術なんでしょうけど。
はしべ

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