月別アーカイブ: 7月 2008

アカネちゃんいろいろ

このごろの田んぼではアオイトトンボをたくさん見ることができます。
盛んに連結して産卵しているようです。
その他のイトトンボは数が減ってきました。産卵を終えたのでしょうか。
代わってアカトンボの仲間が増えてきました。
割とレアな、ミヤマアカネです。
080730ミヤマアカネ.jpg
羽の中間に色が付いていて、ちょっと小さめ、赤色は鮮やかです。
見つけるとちょっとうれしいです。
マユタテアカネもやってきました。
顔に眉毛のような模様があるのでこの名が付いています。
080730マユタテアカネ.jpg
そのほかに胸の模様もアキアカネとは少し違っています。
顔の模様は遠くからではなかなか分かりませんが、体の大きさが
アキアカネやノシメトンボに比べると小柄なのと、
お尻がきゅっと切れ上がったようになっているのと、赤色が鮮やかなので見分けられます。
ちなみにアキアカネはこれ。まだあまり赤くなっていません。
眉毛もありませんね。
080730アキアカネ.jpg
アカトンボの仲間はこれから秋に向けてさらに増えていくと思います。
オオルリボシヤンマも現れました。田んぼはトンボでにぎわっています。
ということで「みんなで作ろう、おもしろ図鑑」の申込お待ちしております(イベントは終了しました)。
はしべ

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過ぎたるは…

今日の田んぼです。
080728たんぼ.jpg
手前左側が3年間有機物を投入していない田んぼ。
残りは有機発酵肥料などの有機物を施用しています。
有機発酵肥料施用区は、旺盛に生育しており、水面がほとんど見えません。
拡大するとこんな感じ。
080728Aななつぼし.jpg
写真では穂が見えませんが、出穂したものも増えてきました。
さぞかしたくさんお米が取れるのでしょうか…?
これまで2年間こんな経験をしていませんので、想像を超える領域に突入しています。
週末に稲葉先生が田んぼを見ていかれました。
曰く、「できすぎですね~」。
できすぎで何が悪いのか?簡単にいうと、体が大きくなりすぎたので、
・体を維持するためにたくさん栄養を使わなければならない(子孫を残す方に回せない)
・下の葉っぱは日光が当たらず、光合成(栄養の生産)をしないで消費する側に回ってしまう
そのため、籾に栄養が十分いかずに、くず籾が増えたりして収量が伸びないということのようです。
品種ごとに最も効率よく実を作れる籾数と葉っぱの面積の比率があるようです。
単純に多ければいいというものでもないんですね。
週末は道内で一緒に取り組んでいる農家さんの圃場の調査をしましたが、
皆さんほどほどの茎数で、草もほどほど抑えられており、収量もほどほど期待できる生育でした。
過ぎたるは及ばざるが如しといいますが、ほどほどというのは難しい。
簡単にはプロの農家のようにいかないです。
はしべ

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気が早い!

…と書いたのもつかの間、有機肥料施用区のななつぼしの出穂が始まってしまいました。
080720Aななつぼし出穂.jpg
無施用区のななつぼしにも、出穂しているものがありました。
080720Dななつぼし出穂.jpg
ちょっと気が早い感じです。
葉の色がかなり違っているのが分かりますか。
今日は定期生育調査の日でしたが、施用区と無施用区では、葉色のほかにも、
草丈に20cm近い差が、一株あたりの茎の数には4倍ほどの差(!)がついていることが分かりました。
では、無施用区の方は、これからがんばれば施用区に追いつけるかというと、追いつけません。
なぜならどんなに生育が遅れていても、稲の方で時期を見計らって、
葉や茎を増やす生長から、子孫(種)を残す生長の方に切り替えてしまうからです。
北海道ではお盆前に穂を出さないと籾が熟するのが収穫時期に間に合わないといわれているので、
どんなに生育が遅くてもだいたいお盆前に穂は出てきます。
有機肥料無施用区はだいたい10枚目の葉が止葉になっており、施用区はだいたい12枚目の葉が
止葉になっていました。葉っぱ約2枚分生育が遅れてしまったことになります。
はしべ

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出穂も間近

コドラート調査を行いました。
有機発酵肥料施用区からは、10aあたり1300万匹のカイミジンコが発見されました。
今年はとにかくカイミジンコが多いです。
アキアカネの羽化も始まったので、トンボの羽化殻調査とクモ調査も始めました
(本当は金曜日の予定でしたが天候が崩れそうなので日程を繰り上げました)。
どちらもまだ少ないです。
しかし今年はコモリグモの立ち上がりが早い気がします。
稲株上すくい取り(スイーピング)調査も行いました。
ユスリカの成虫が圧倒的に多いです。
調査三昧でした。
はしべ

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微小な生きもの

中学生が校外学習にやってきました。
30分で約30種類の生きものを見つけていきました。
080715中学生.jpg
調査中にコシマゲンゴロウを見つけました。
この田んぼではヒメゲンゴロウやケシゲンゴロウは普通に見つかりますが、
コシマゲンゴロウやマルガタゲンゴロウはたまにしか見つかりません。
080715コシマゲンゴロウ.jpg
はしべ

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正解です!

北海道にしては蒸し暑い一日でした。
気温はそれほど高くはないのですが、とにかく湿度が高いです。
さて、田んぼに行くと、トンボの羽化殻があちらこちらの稲株に。
080714羽化殻.jpg
ちょうど羽化しているトンボは見当たらないのですが、頭の形から見ても、
赤とんぼの仲間の羽化殻のようです。
はしべ

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夏休み応援イベントのご案内

昨年、たくさんの方と作った「田んぼのおもしろ図鑑」が帰ってきました。
お父さん、お母さんも、まだ小さなお子さんも楽しく参加できます。
家族みんなの夏の思い出づくりや自由研究のヒントがあるかも!?
↓↓↓詳しくは↓↓↓
日時: 
①8/2(土) ②8/3(日)10:00~12:00と14:00~16:00
③8/7(木) ④8/8(金) ⑤8/9(土) ⑥8/10(日)13:00~15:00
場所: 
えこりん村 銀河庭園(恵庭市牧場277-4)からご入場のうえ、
たんぼに集合してください(銀河庭園入口から徒歩約5分)。
当日緊急連絡先:
090-1523-2644(橋部)
※雨天中止の場合があります。
料金:
 1人300円(小学生以上)
※別途銀河庭園の入場料または年間パスポートが必要です
定員: 各回5組(先着順)

■お申込み・お問合せ先:
(イベントは終了しました)
●ダウンロード用の要項は↓↓↓
おもしろ図鑑ご案内
●FAXを使用してお申込みされる方は↓↓↓
おもしろ図鑑FAX用申込書

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関連イベント(新潟8/2,3)

関連する団体が主催するイベントのお知らせです。
第3回日韓田んぼの生きもの調査交流会
主催:第3回日韓田んぼの生きもの調査交流会実行委員会
事務局、お問い合わせ:NPO法人生物多様性農業支援センター
チラシ申込用紙
2年前から始まった(このブログの2006年7月17日の記事参照)日韓田んぼの生きもの調査交流会も3回目。
今回会場となる笹神は十数年前から地元農協と生協が産直交流を行い、
数年前から田んぼの生きもの調査を行ってきて、今年からは農協の
定期生育調査の中に生きもの調査が取り入れられているという先進的な地域です。
今回新たに消費者や食育向け、また農家にも取り組みやすい
「初級編」の生きもの調査手法のデモンストレーションと実習が加わっております。
ぜひ、ご検討ください。
(行事は終了しました)

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国際化

この会議の参加者がエクスカーション(見学ツアー)でたんぼにいらっしゃいました。
080706ICSA.jpg
半数以上が海外の方でした(一番右の肌の色が緑色の人はたんぼ在住です)。
さすがに「持続可能な農業」というテーマで集まっている皆さんだけあって、
鋭い質問がたくさんありました。
写真は事前に捕っておいた田んぼの生きものを見ていただいているところです。
軽く10種類を超える生きものがバットや水槽の中に入っています。
今日は稲の定期的な生育調査の日でもありました。
今年の稲の生育は、今のところすこぶる順調です(有機肥料無施用区を除く)。
はしべ

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有機稲作現地研修会のお知らせ

ふゆみずたんぼ型有機稲作の北海道での取組3年目、
現時点での成果と技術的な課題、生きものとの関係や、
今後の普及へ向けた方策について議論していきたいと思います。
開催案内
北海道・いきものを育む有機稲作 3年目の実践と課題
主催: NPO法人民間稲作研究所NPO法人生物多様性農業支援センター、創地農業21
日時: 平成20年7月26日(土) 13:00~27日(日)15:00
研修会場: 宮島沼水鳥・湿地センター(美唄市西美唄町大曲3区)TEL 0126-66-5066
宿泊場所: 月形温泉 はな工房(月形町北農場 皆楽公園内)TEL 0126-37-2188
(JR札沼線 石狩月形駅から徒歩約15分)
参加費: 受講料4,000円 資料代1,000円 宿泊費(夕朝食・懇親会費込み)8,000円
27日昼食1,000円、※宿泊なし(夕食・懇親会費)3,000円、
(全日程参加14,000円、宿泊なし9,000円)
プログラム(予定):
第1日目(7/26)
午後1:30~5:30 冬期湛水・早期湛水水田の現場を見る。― イネの生育診断と生き物調査 ―
1:30 竹田農場(当別町蕨岱)集合 4:30 若槻農場(月形町)見学
6:00 会場到着(宮島沼水鳥・湿地センター)
6:30 現地研修会 開会あいさつ
1.北海道 有機稲作3年目の取組みとその成果(6:30~7:30)
① 若槻農場の秋代・冬水たんぼの取組みとその成果
② 竹田農場 育苗問題と本田の肥培管理について
③ 土井農場 3年目の抑草技術の課題
④ 宮島沼のオーナー水田の構想と実践成果
コメントと討論
7:30 夕食・懇親会(月形温泉はな工房へ移動)
第2日目(7/27)
2.報告と討論(9:00~12:00)
  9:00 有機水田雑草の埋土種子量の実態と代かきの意義 数馬田繁(アレフ)
 10:00 北海道 有機稲作の可能性と営農のための生き物調査 稲葉光國 
 11:00 討論・意見交換
12:00 昼食 (北海道の「ふゆみずたんぼ」のお米を使用します。 ※近隣にはレストラン等はありません。
3.シンポジュウム モデルタウンづくりの現状報告と有機農業支援政策について(13:00~15:00)
 コーデネータ 創地農業21 (それぞれ交渉中)
 報告   NPO法人 民間稲作研究所 稲葉光國
      新篠津村産業建設課クリーン農業推進係長 堀下弘樹
 パネラー 竹田農場 竹田広和     
       環ネットワークなんぽろ 土井弘一
4.閉会あいさつ
 
参加申込:(終了しました)

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