月別アーカイブ: 3月 2012

今年の米作り②赤毛

えこりん村で収穫した稲わらは秋にお正月飾りになってえこりん村内やびっくりドンキーで使用されています。

ところがえこりん村産の稲には致命的な欠陥が・・・それは「固くて短い」のです!

北海道の稲は他の地方の稲に比べて茎の長さが短い稲ができあがります。特にえこりん村では種の数は少なく、1株当たりの面積も広々なので、稲は短くしっかりした丈夫に育ちます。

短い稲は倒れにくく、育てる上では大変良いのですが正月飾りにはちっともむきません。

そこで今年はお正月飾りのための稲を植えることにしました!

品種は「赤毛(あかげ)」です!

稲穂に赤い長い「のぎ(長いとげのようなもの)」がついたとてもきれいな稲です。実はこの稲北海道になじみ深い稲なんです。

赤毛について北海道デジタル図鑑から抜粋                      [1873(明治6)年、島松(現・北広島市)に入植した中山久蔵(なかやま・きゅうぞう)は、幕末から道南で栽培されていた地米「赤毛」と「白髭」を持ち帰り、当時は不可能とされていた道央地方で初めての米づくりに挑戦します。
試作の末、赤毛から寒冷地向きの品種を選び出し、これを「石狩赤毛」と名づけました。中山は毎年種モミを増やし、各地の農家に分布。その成果が実を結び、明治40年代には全道の水田の約8割を赤毛が占め、寒い土地での稲作の基礎ができあがります。その後、赤毛からさらに「坊主」や「黒毛」などの耐寒品種が生まれ、道東や道北でも稲作が可能になりました。]                                  http://www1.hokkaido-jin.jp/zukan/story/02/16.html

赤毛は北海道稲作のお母さん(お父さん?)といったところでしょうか?現在栽培されている品種にもDNAがきちんと受け継がれています。ちなみに中山久蔵さんの記念碑と赤毛が栽培栽培されて田んぼの一部が今でも北広島の島松沢にあります。えこりん村からは車で15分くらいのところなのでぜひ一度見に行ってはいかがでしょうか?ちなみに有名なクラーク博士の「青年よ大志を抱け」と言った場所が同じ島松駅逓所です。                   詳しくは>http://www.aleph-inc.co.jp/fuyumizu/fuyumizu08.html

さて、実は赤毛、栽培はとっても大変です。長くて柔らかいので(しかも穂は重い)のでとっても倒れやすいんです。

        昨年9月の様子 補強の柱を立ててますが穂先が地面につきそうです・・

そこでお正月飾り用には8月中ごろに「青刈り」します。本来お正月飾り用の稲は青刈りするのがよいそうです。このころならまだ倒れないので作業もらくちん♪なはず・・今年は去年よりも立派なお正月かざりが作れるといいな〰

12月にはお正月飾りの講習会も予定しています!

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最近の田んぼ

もう3月も残すところわずか・・・・そろそろ田んぼの準備を始めるのですが今年はさっぱり雪がとけませんよ!!やっと田んぼの輪郭がうっすらと・・

取り合えず育苗用のビニールハウスにビニールをかけて、育苗の準備です。     ハウスはしっかり除雪したのですぐとける♪中は暑いくらいです。

えこりん村の育苗は水苗代(プール育苗)なので苗用のプールづくりから。まずは木枠

木枠の上にハウス用の丈夫なビニールをしいてさらにその上にもう1枚古いビニール。これは作業で下のビニールに穴をあけるのを防止するため。ちょっとでも穴があると水漏れしちゃいますからね

ふう。今日はここまで。とりあえずプールが完成!次はプールの中に苗床づくりをします。

もうハウス内は暑いので遮光ネットを取り付けて温度調節

 

■イベント速報■

今年の種まきは4月27日(金)と28日(土)13:00〰15:00!             詳しい体験情報はもう少々お待ちください。

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今年の米作り①塩水選

3月29日に種もみを選別する「塩水選(えんすいせん)」を行いました。

塩水選も今年で7回目。今回は初参戦のスタッフに頑張ってもらいました。

では最初に塩水づくり

ペットボトルの中は塩を400g溶かしてあります。バケツに浮かんでいるのは比重計。比重が正確に1.17になるまで濃度を調整します。毎年なかなか1.17の塩水ができあがりません・・・今年は1時間半ほどで完成。

次に1.17に調整した塩水にモミを入れます軽く塩水となじませます

塩水に浮くモミと沈むモミに分かれます。このとき沈んだのがしっかり実のつまった種モミになります。浮いたモミはとりのぞきます。

沈んだ種もみは塩分をしっかり洗い流してから乾燥させます。次は消毒と浸種です。

ちなみに・・・使用済みの塩水は田んぼに注いでいます。生きものに喜んでもらえるようにミネラル分の多いにがり入りの美味しいお塩を使用しています。

 

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